症例4
唇裂 反対咬合[保険]
主訴
反対咬合
診断名あるいは主な症状
右側唇裂
アングルⅢ級
右側交叉咬合
年齢
8歳1ヵ月
治療に用いた主な装置
床拡大装置、リンガルアーチ、クワッドヘリックス、
マルチブラケット(アンカースクリュー使用)
抜歯部位
非抜歯
治療期間
8年10カ月
(Ⅰ期治療2年7カ月、Ⅱ期治療4年2カ月)
治療費
保険診療
リスク・副作用
- 最初は矯正装置による不快感や痛み等があります。数日~1週間程度で慣れる事が多いです。
- 装置の種類によっては装着後1週間程度しゃべりづらくなる可能性があります。音読等して練習すると、解消していきます。
- 治療中は装置が付いているため、細菌が増えやすくなります。むし歯や歯肉の炎症のリスクが高まりますので、よく噛んで食事をしたり、シュガーコントロールをしていく事が重要です。
- アンカースクリュー埋入時に麻酔をします。
- アンカースクリューが脱落する場合があります。
- 定期的な通院、装置への協力度や習癖の改善等で患者さんの協力が得られない場合、治療結果や治療期間に影響します。
- 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しない場合や、固定の針金を取れたままにしておくと、後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 装置が外れた後、不良姿勢、低位舌、頬杖等がある場合、後戻りが生じる可能性が高くなります。